マスコミの投資情報との付き合い方

ミタクルにも、たびたびテレビ、雑誌、新聞の取材依頼をいただきます。

まじめな経済ニュース、テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」
で取り上げていただいたこともありますが
中には、「芸能人のお財布の中身を診断し、辛口でばっさり切ってくれ」
みたいなテレビ番組の打診も (^_^;)

さすがに、真面目に資産運用を考えるというよりは
笑いを優先するバラエティ番組という感じでしたので
「番組の内容を詳しく聞いてから」といったら
後日「他のFPに決まりましたので」と連絡がありました・・・


ということで、今日は、マスコミで紹介され投資情報に
スポットを当ててみたいと思います。


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昨年の11月頃、何冊も雑誌を出している、とても有名な会社が発行する
女性誌から、「ボーナス特集をやるので協力してほしい」、という
取材申込みの電話がありました。


内容を聞くと
「ボーナスで投資する金額別の金融商品を案内してほしい。
例えば、5万円ならこの商品、10万円ならこれがオススメ、みたいな・・・」
という企画とのこと。

結論から言うと、そのような「最初に商品ありき」の投資は意味ありません。

投資の目的や、それぞれの環境や、性格や年齢やその他もろもろ、
総合的に考えた上で、お金を分類し、ポートフォリオ(資産配分)を決め、
最後に商品です。商品はただの道具なのですから。


お料理を作るのも、
 誰に(子供に?彼氏に?お客様に?・・・)、とか
 何のため(朝食?夕食?夜食?パーティ?お祝い?・・)
というような前提にあって、それにあうような献立を決めてから
取り掛かります。

何を作るか決めないのに、道具の鍋や包丁をいきなり取り出す人は
いませんよね。それと同じことです。
そういうことを、お伝えすると

「なるほど!その通りですよね。
そういうことも教えていただければ助かります!
早速、来週にでもお伺いしていいですか?
改めてご訪問の予定を連絡させていただきます。」
と納得した声でいってくれて、さすが○社はちゃんとしてるなぁなんて思ったら、
二度と電話はかかってきませんでした・・・(^_^;)


そして1ヶ月後、その雑誌が発売されたので見てみると・・・・

出ています、企画どおりの記事・・・(ーー;)
あるFPさんが「5万円なら○○」「10万円なら△△」と
写真つきで、嬉しそうに解説しております。
がっくり・・


日本を代表する有名経済新聞からの取材の時もそうでした。
商品から入るのは意味がない、ってことをさんざん説明した後の質問が

「で、三田さんが一つお勧めファンドを選ぶとしたらどれですか?」

って、おいっ・・・(ーー;) お帰りはこちらでございます・・・


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テレビでも雑誌でも、取材が来る時は企画内容が、だいたい固まっていて、
 「こんな方向で書いてください」
 「こんな内容しゃべってください」
という話で来ることが多いのです。

そして、その企画は、当然「雑誌が売れる」「視聴率が上がる」
そういうことを目指して作られていますので、
「刺激的」や「即効性」みたいなものが求められることが多いのです。


しかしながら、資産形成をするための運用方法は、
本質的には 「地味」で 「気長」で 「面白くな〜い」やり方です。
刺激的な言葉でバッとあおって、雑誌を買ってもらうようなものとは、
まったく反対側にあるものなのですね。

ゆえに、マスコミの情報は「読者や視聴者に正しい情報を伝えること」
が重視されていないものが、とても多く見受けられます。
残念ながら。


でも、それをわかっていても、「雑誌に載る」 「テレビに出る」という
誘惑に負けてしまい、「う〜ん・・」というような企画に協力してしまう
FPさんも少なくないでしょう。
名前を売るのに、マスメディアは持ってこいですから。


あと、複数のFPがでてくる記事には、編集側が都合のいいところだけ
使ってるんだろうなー、ということもあります。
話の前後を切って、一部の刺激的な言葉だけをつなぎ合わせてるみたいな。
「このFPさん、ホントはこういう意味で言ってないでしょう?!」みたいな事
よくありますよ。


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とても印象に残っているのは、ある業界雑誌の取材です。

非常に真面目に話を聞いてくれていたのですが、話が終ると
彼はしばらく考え込んでいました。
そして、すごく残念そうに

「ありがとうございました。本当によくわかりました。
 でも、この内容は、どうしても読者を惹きつけるような記事になりません。
 ごめんなさいm(__)m。
 でも、ミタクルさんの言っていることは、すごく正しいと思います」
といって記事にならなかった、ということがありました。
とても正直で好感を持ちましたけど、それが現実です。


だから、雑誌や新聞に書いてあることを、そのまま鵜呑みにしてはいけません。
あくまでも、一つの参考情報くらいで、考えるのがいいでしょう。
刺激的な言葉に踊らされて、馬鹿を見るのは自分です。
マスコミは一切責任を持ってくれません。


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以上のようなわけで、取材は結果的にお断りすることが多いのですが、
中には、ミタクルの「地味」で「面白くない」話に、粘り強く、ガマン強く
耳を傾けてくれて、きちんとした記事に仕上げてくださるメディアも
いらっしゃいます。

ご紹介しますね。

■マリクレールさん(アシェット婦人画報社さん)
http://www.marieclaire.jp/marieclaire/
2007年12月号の記事で取材していただきました。

■カウネットクラブさん(ネット媒体)
http://www.kaunetclub.com/index.html
 オフィス用品の通販などを手がけているカウネットさん
 (コクヨの関連会社)が運営されているサイトです。

上記2社の関係者の皆様、その節はありがとうございましたm(__)m



マネーセミナーとマネーコンサルティングのミタクル