うまい投資話・・・

ミタクルでは、年に300人以上の相談を受けていますが
時々「うまい投資話を持ちかけられた」というような話が出てきます。
今日は、そこにスポットを当ててみましょう。

先日も、こんなご相談がありました。

「金融関係の知人から、外貨建ての商品を紹介されました。
 最低200万からだけど、円高だからすぐ300万になる、というのですが
 大丈夫でしょうか?」

もちろん、大丈夫じゃありません。
世の中、そんなうまい話はないのです。
結果的に、儲かることもあるかもしれませんが、その逆もあります。

問題なのは、そういう発言(=変動商品で、いかにもすぐ儲かる、
確実に儲かると思わせるような発言)をする人を信用できるのか?ということです。


真っ当な金融機関(金融庁から免許を受けて営業している銀行、証券会社、保険会社など)の
関係者がそういう発言をしたら、完全な法令違反ですね。

営業マンとしての資格停止や資格剥奪、所属している会社・支店・部門の営業停止など、厳しい行政処分の対象となる行為です。

そのような仕事に従事していて、法令違反になることを知らないはずは無いですから、とても信頼に値しません。


こんな話もありました。

「元ファンドマネージャーにお金を預けると、100万円なら1年で50%、300万円なら100%、500万円以上だと150%の利息をつけます」

これは、犯罪ですね、まぐれもなく。
(もし、本当に増えて返ってきたとしても、犯罪です)

ちなみに、こういう話は、乗るとしてもビクビクしながら始めるので、たいていは最低額からスタートします。この場合なら、100万円ですね。
そして詐欺師は、1年後に約束の50%をつけて返してくれます。
(もちろんそれは、運用の成果でもなんでもなく、他の人から巻き上げた100万円を使ってなのですが。)

銀行の利息が年0.3%の時代に、約束どおり50%も増えて返ってきたので、すっかり信用して、次はドカンと500万とか1000万とか預けてしまいます。
そして、お金は返ってきません。
昔から、よくある手口です。

こんなのは最初から「おかしい!」とわかりそうなものですが、
まんまと騙されてしまう人が後を断ちません。なんで?

ニュースになった時に、だまされた人のインタビューにそのヒントがあります。
よく聞くと、皆、同じようなことを言っているのです。

「怪しいと思ったけど、主催のパーティで有名芸能人が挨拶していたから信用してしまった。」

「おかしいと思ったけど、六本木ヒルズの立派なオフィスをみて、大丈夫かとおもった。」

結局、怪しいとわかってて、だまされているんですね。

うまい話を聞かされて、ムクムクと心に広がった欲が、
「怪しいけど、信じたい。信じる材料は、なにかないか?」と
わざわざ、自分で信じる理由を探し、自分を納得させちゃうのです。
まさに「自業自得」。


では、そういうことにならないようにするには、どうすればいいでしょう。

簡単です。その話をしている本人をまっすぐに見ればいいのです。

だまされる人は、本人を怪しいと思っていても、リッパな事務所、
壁に貼られた有名政治家と映っている写真、パーティのゲストに呼ばれた芸能人、華々しい経歴や実績を書いたホームページ、そんな飾りによって信用しようとします。

本人そのものではなく、肩書き、看板、ブランド、大企業かどうかなど、
装飾を重視してしまう人は、だまされやすいということです。
気をつけてください。


そして、もう一つ、大切なことを言いましょう。

怪しい儲け話に乗ることは、投資詐欺の片棒を担いでいるのと同じだということです。
詐欺師は、獲物がうまくかかれば、調子に乗って次のカモを探します。
だまされることは、次の被害者を生むことに繋がるのです。

そう考えると、ニュースで「だまされたー」と嘆いている人は、自業自得どころか、加害者とさえいえるのです。
犯罪の片棒を担ぎたくなければ、絶対にそんな話に耳を傾けてはいけませんね。


投資で財産を作るためには、長期に地道にやる以外の道はない、
ということをお忘れなく。



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